フォルクスワーゲン世田谷(1)

東京都内の集客力強化策、第一弾
−フォルクスワーゲン世田谷―

【目次】
 店舗概要
 店舗外観
 1階ショールーム
 2階ショールーム
 イベント
 今後の施策


【店舗概要】

 所在地:東京都世田谷区尾山台3-5-2
 tel:03−5706−9920
 敷地面積:1,666.8平方メートル(約504坪)
 建物床面積:1,516.8平方メートル(約459坪)
 〈A棟〉
  1階ショールーム:350平方メートル(約106坪)〈4メートル通路部分88平方メートル〉
           〈1階床面積:495.51平方メートル(約150坪)〉
  2階ショールーム+本社オフィス:483.12平方メートル(約146坪)
  地下1階営業オフィス、会議室、コンピュータ室等:538.12平方メートル(約163坪)
  総合計面積:1,516.84平方メートル(約459坪)
 〈B棟〉
  1階サービス工場:334.98平方メートル(約101坪)、今秋完成予定
  2階サービス休憩室等:410.94平方メートル(約124坪)
  総合計面積:745.92平方メートル(約226坪)
 駐車台数:2段式パーキング7台×2=14台
      平置きパーキング7台  =7台
      敷地内          9台
                 計 30台
 建物間口:約22メートル
 建物奥行き:約22メートル
 人員:営業14名、システム3名、受付2名、サービスフロント2名、中古車5名、メカニック6名、
     アフターセールス6名、管理部門(本社)19名、その他3名、計58名
 ホームページ:http://www.vwj.co.jp
 取材日:2001年8月1日(水)

■店舗案内図
              
 フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ)は、輸入車最大の市場である首都圏の中枢、東京都区部における販売を強化するため、2005年までに23区内にある19店舗の立地見直しや改装を実施する計画である。その第一弾として、都内最大手ディーラーであるフォルクスワーゲン東京株式会社(以下、VW東京)の「フォルクスワーゲン世田谷」に約10億円を投じて、ドイツ本社の販売店の設計基準に基づいて改装オープンさせた。ガラスをふんだんに使った明るいショールームに9台の展示車を用意して、現時点ではVGJ最大級の店舗となった。その「フォルクスワーゲン世田谷」を訪ね、店舗空間の造り込み、お客様とのコミュニケーション、今後の方向性などをVW東京の林文子社長(写真1)に伺った。
写真1:VW東京・林文子社長


■外車銀座“環八世田谷”でも目立つ外観

 世田谷区の環状八号線沿いは、“外車銀座”といわれるほど、輸入車のディーラーが林立している。
 今回のアクセスは、クルマではなく、電車+徒歩。最寄り駅は東急大井町線「尾山台」駅で、尾山台商店街を環状8号線方面(南方向)へ通り抜け(約500m)、環状8号線を田園調布方面(西方向)へ約500m歩いたところに位置する。
 ちなみに、クルマの場合は、環状8号線の「尾山台」の信号と「尾山台1丁目」の信号の間を目指してもらえばよい。
 この“外車銀座”を約500m歩いただけで、アウディ、ジャガー、BMWなどの正規代理店や、並行輸入ディーラー(いくつかは現在の景気を表すように閉店していた)が10店ほど軒を連ねている。その中でも、大きなVWのロゴと2階に見える色違いの3台のニュービートルがひときわ目立つサインとなっている(写真2)のが、今回取材する「フォルクスワーゲン世田谷」である。
 同店は2001年7月7日の七夕にショールーム機能をプレオープン。同年9月には現在約150m西にあるアウディとの併売店舗から、サービス(点検・修理)工場(取材時はまだ工事中)とフォルクスワーゲン東京の本社機能が移転して、グランドオープンとなる。

 建物の外観は、前面道路の2階までと天井の約10mがすべてガラス張り。中央部分が黄色とベージュの石造り風のゲート(写真3)を施したメインエントランスである。その両脇は、オープン展示場で、「Polo」「Lupo」が3台展示されている。さらに、建物の右端は建物の奥にあたる一に用意されたお客様パーキングとサービス工場への通路となっている。
 メインエントランスは、まずウッドデッキ調の階段を上っていく。これだけでも一般のディーラーとはひと味違った雰囲気を感じられる。(写真4)


写真2:2階にニュービートルが目立つ


写真3:エントランスのゲート


写真4:ウッドデッキ調の階段


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