本社ショールームとモデル販売店の「売り場」を兼ねた、新生・シトロエンを象徴する空間
シトロエン・ジャポン 有明ショウルーム

販売空間は、本国CIを導入した「シトロエン・ルージュ店」
"パイロットディーラー"を引き継ぎ、05年に全国84店を整備

 シトロエン車の製造・販売を行う仏オートモビル・シトロエン社は、2001年(平成13)末に同社100%出資の日本法人、シトロエン・ジャポン(株)を設立。2002年(平成14)年度より、シトロエン車の輸入・販売業務を開始した。
また、これまで取扱チャネルの二転三転で統一感の欠けた販売戦略についても、ブランドの再構築に向けて、1)商品ラインナップとサービスの充実、2)コミュニケーション活動の強化、3)販売・サービスにおける質の向上と専門性の向上、4)強力な販売網の確立を掲げて、これを中期営業戦略『シトロエン・ルージュ・プログラム』に反映させている。
これによると、同年より2005年(平成17)末までに、全国84エリアを同数でカバーする「シトロエン・ルージュ販売店」を整備し、年間8,000台の販売を目指す。そこには、販売・サービスにおけるハード、ソフト両面にわたって規定のCI(コーポレート・アイデンティティ)が導入される。
「シトロエン・ルージュ販売店」としての機能・デザイン面でモデル店舗となるのが、シトロエン・ジャポン直営の「シトロエン・ジャポン有明ショウルーム」で、2002年(平成14)4月末にオープンした。また、アフターサービスおよび全国のサービス・メカニックへの研修施設として、同年11月には、この有明ショウルームの近隣に「シトロエン・ジャポン有明テクニカル・センター」がオープンする。
なお、同社とプジョーは同じグループだが、会社は「全く違う」。本国では、開発や生産の合理化で共通化を進めているが、販売は本国でも全く別のチャネルで、日本でも同じく別の扱いになっている。


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