九州鉄道記念館(1)

2004年10月31日

○施設概要
所在地:門司区清滝2丁目3番29号
TEL 093-322-1006
定休日:なし (館内清掃等で不定期に休館あり)
開館時間:AM9:00〜PM5:00
入館料金:大人300円 中学生以下150円(4歳未満は無料)/ミニ列車:1回300円
交通:JR門司港駅からすぐ
■自動車の場合
 中国自動車道 門司港ICより車で7分
 九州自動車道 門司ICより車で8分
 北九州都市高速道路 春日LPより車で5分
運営:北九州市とJR九州の間で無償貸借契約を締結し、公の施設として管理運営
開館日:平成15年8月9日

URL http://www.k-rhm.jp/index.html



 関門地域の集客施設あるいは開発状況について、これまで当誌は継続してレポートをお届けしている。2002年刊の『レジャーパークの最新動向2002』では「下関市立しものせき水族館 海響館」、「山口県国際総合センター・海峡メッセ下関」、2004年刊の『レトロの集客活性力』は門司港レトロ全般の把握とオープンしたばかりの「関門海峡ミュージアム・海峡ドラマシップ」を取り上げてきた。

 今回の「九州鉄道記念館」は、2003年の8月にオープンした、"門司港レトロ"としては最も新しい集客施設である。なぜ関門の地で「九州」を看板にできるかといえば、明治21年に設立された九州最初の鉄道会社「九州鉄道」(いわばJR九州のような組織である)が、門司港に本社を置いていた歴史による。時代は変わり、日本国有鉄道(国鉄)になってからも、門司港には西部支社が置かれていた時代もあった。総じて、九州の鉄道経営の本拠地だったのが門司港、よって「九州」を代表する鉄道博物館には妥当な立地だっというわけだ。

○明治24年建設、戦災にも免れた
九州鉄道本社屋を再利用


 九州鉄道記念館のレンガ建築による建物は、明治24年に建てられた九州鉄道の会社の本社屋で、最終的には車庫として利用されていたものを一部改修の上、同館の「本館」として再利用している。レンガの一部には、太平洋戦争中の空襲のツメ跡が残されているほどで、門司港レトロに多数残る歴史的な建設の中でも、最古に位置づけられる由緒ある空間である。この歴史的な空間を鉄道の歴史や文化を学ぶ文化施設として、テーマの鉄道には欠かせない車両の展示と、誰もが楽しめるミニ列車体験等のアミューズメントを一体的に配置・整備した。整備主体の北九州市では、「観光施設」として位置づけている。

 事業としては、土地・建物を保有するJR九州から北九州市が無償で貸与を受けて、両者が共同して運営に当たっている。ちなみに「アテンダント」と呼ぶ受付やガイド、ミュージアムショップの女性スタッフ等は、すべて派遣スタッフを活用する等で効率化を図っているそうだ。
 インターネットの参照利便性を踏まえ、施設の概要を掴むにはまずは公式サイトをご覧していただくとして、以下は取材を通じて得られたレベル感や感動をお伝えしよう。


本館は九州鉄道の本社屋を改修して利用


レンガの外壁に空襲の爪痕が残っている


車輌展示場の入口

次へ

ライン


トップ